先生に会いに

“先生”が退官されると聞き、 去る3月27日、最後のご挨拶に伺ってきました。

住宅会社の営業から全く異業種の技術職へ転向した17年前、右も左も判らず、ただパソコンに詳しいだけの状態で伺った部署におられた市役所の係長でした。
先生は、今時の“手取り足取り”なスタイルではなかった気がします。
基本だけを伝えられて自分で考えるように促され、若造なりに考えた結果が“辿り着くべきレベル”に達するまで何度も何度もやり直しさせられる…
基本となる部分を押さえながら、図面を見る人に伝えるべきポイントが確実に伝わるように如何に視覚化するか? 図面を作る人間にとって必要なものを教えてくれた人だったと思います。

1年半前、起業のご挨拶に伺った課長の隣におられました。
「うわっ!いる!!!」
ご挨拶どころか怖くて声もお掛けできなかったのですが、その数カ月後に支所長になられ、なかなかお会いする事もできなくなっていました。
勇気を振り絞ってご挨拶とお礼に伺って良かった。
支所長室に招き入れていただき、久しぶりにお会いして話をさせてもらった先生との時間はそんなに長くはなかったけど、自分にとって大切にしなければならない“基本”を思い出しました。

とても穏やかな、優しい表情になられていた先生。
先生、与板ってなかなかステキなところですね。

 

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