王者の凋落
【気象データもろもろ】
例年9月になると気象庁から「梅雨期間降雨量の平年比」が発表されるのですが、リアルタイム更新をしなかった今シーズン、今年の発表を待って梅雨に関するデータを視覚化してみることにしました。
赤枠(透過あり)で囲っているのが今年2025年の値ですが、過去に例を見ないくらいに降雨量が全国的に少なかったことが見て取れるかと思います。
近くの市町村では水道に使用制限がかかったり、セミが例年よりおとなしく、“ただひたすらに暑かった”という記憶だけしか残っていない今夏でしたが、凡夫の私には喉元過ぎればなんとやら…
目下、気になっているのは今冬の降雪量なので、同じエルニーニョ現象に関する値をソースにして、現時点までの状況を視覚化してみました。
値が発表されているのは8月までなので、この先の発表次第(赤枠(透過あり)の部分)ではありますが、傾向としては2020年に近くなるような気がしています。
もっとも、個人的な期待値が多く入っている“暖冬”の希望でしかありませんが…
【王者の凋落】
現在、メイン機として使用しているノートPCも6年目に突入しました。
ディスプレイが360°回転してくれる子なので、打合せなどで外に連れ出すのにだいぶ重宝しているマシンなのですが、そろそろサブ機として後方支援の立ち位置としても良いように思い始めました。
思い返せば創業1年目の2018年7月、メイン機として使用していたデスクトップPC内部から小さな爆発音がし、電源周りのチップが(たぶん経年劣化で)爆発して無くなっていたという悲しい出来事があったので、パソコンのリプレイス等についてはトラウマ級の危機意識をもって臨んでいます。
現メイン機を導入した2020年は当時新進気鋭のAMDのCPUが載ったノートPCを選定したのですが、4DGISLabとして仕事に関する状況が少しずつ変わってきている状況下で、今回は安定性・確実性と省電力を求め、IntelのCPUが載ったノートPCが第一候補かつ選定結果です。
GISにはマルチスレッド性能よりもシングルスレッド性能の高さが求められる場面が比較的多いですし、今回はそこそこのグラフィック性能も欲しかったので、Core Ultra 7 258V(グラフィック性能はGeForce GTX 1650とほぼ同等だそうです)が載ったPCを注文したのですが、注文から2週間経つのに納期の連絡がありません。
担当さんからは「5週間くらいかかります」と言われているのでまだまだ気長に待ちますが、いつ頃、どこの国で産声を上げるのだろうか…
そんな話は置いておいて、2020年と言えばコロナ禍が2019年年末に始まったばかりの頃です。
その後にCOVID-19によって半導体不足の問題が発生し、「Intel入ってる」のCMをよく見ていた私には俄かに信じがたいほど、Intelが凋落の一途を辿っているのだそうです。
Aiブームへの乗り遅れ、精細化など製造技術の遅れ、競合会社の台頭、研究部門を含む大規模リストラなどなど、凋落に至るまでの色々な原因・情報を見ましたが「大手企業にしか成し得ないこと」というのは存在すると思います。
大手企業が作ったデータを見て「さすが大手!完璧にGISデータを仕上げてる」って思えるのは嬉しいことで、ミスやエラーを見つけてしまうとなんだか悲しくなってしまいます。
最近、そういうことが僅かながら重なりました。
「中小零細にしか出来ない挑戦もある」と信じながら4DGISLabも活動していますが、かつての王者Intelには不死鳥のように復活して欲しいと感じています。