令和3年8月11日からの大雨 その2

地元銀行から“店舗内店舗”という形での支店統廃合の案内が届きまして、
「時代の変化に合わせて自身の姿を変えていかないと、生き残れないしなぁ~」
とシミジミと思いつつ、案内のハガキを眺めていて気付いた事がありました。

数箇月前に仕事用電話番号(0x0-8996-4004)を追加しようとして下4桁の番号選択で迷っていた時、前に勤めていた会社とか業界他社の電話番号に似せた形で作ろうと考えました。(一瞬)
例えば5611とか4511とか3411とか。
結局、似せようと思える番号が空いていなかったので4004に落ち着いたわけですが…

末尾2桁の“11”の意味は、黒電話(回転式ダイヤル式電話機)時代の名残だったんですね。
一旦メモリに保存してしまえばプッシュ・タッチする必要すらない現代ですが、かけ間違い防止の意味を込めつつ、あの丸い円盤を回す労力を減らす意図が込められた末尾“nn11”。

携帯電話でいえば090と080が枯渇して今や070ですが、電話番号から時代が見えてきます。

 

 

先月8月15日からN2EMメンバーとして取り組んでいる“令和3年8月11日からの大雨”の対応ですが、この取り組みを“事例04b 災害データ視覚化 2021”として固定ページにまとめました。

前年の取り組み“事例04a 災害データ視覚化 2020”では、Googleスプレッドシートでの共同作業を念頭に置いて工程を組みましたが、共同作業実施時に想定される一定の知識(Excelでのデータ一括取り込み)も身についたので、今回はデータ更新作業をだいぶ省力化しました。
昨年のように4工程もあると、判っているはずの作った当人も更新時に身構えてしまうところがありましたが、今回はあまり気負わずに更新しています。

昨年の“令和2年7月豪雨”で12県だったところが今年の“令和3年8月11日からの大雨”では19県の対応なので、対応しなきゃな行政数としては1.5倍程度の増加になっていますが、被害の甚大さとしては昨年ほどではないように感じます。
被災したことを考えると言葉も出ませんが、データから見えてくるところの感想として。

 

 

実際に“その場所”にいれば「またか…」という諦めるに諦められない感覚になると思うんですけど、被害に何度も襲われることのないように、もうちょっと何か対策できないものなんでしょうか…

 

各県の住家被害データは、N2EMホームページからCCBYライセンスでダウンロード可能です。