7月4日からのこと その2

7月4日からのN2EMでは「住家被害・断水給水」以外に2つのプロジェクトが動いていました。
1つは災害ドローン救援隊“DRONEBIRD”が主幹する「九州南部豪雨 2020 建物マッピング. 熊本県球磨川氾濫」のサポート、もう1つはN2EM主幹の「指定避難所オープンデータの作成」です。
けど、被災情報がWEBに上がってくる時間・様式は発表機関ごとに全然違っていて、

Edge(Chromium版)のリロード → データ入力

ってルーティンを回していくうちに1日が終わっているし、他のプロジェクトには全然入れないし、気がつけば7月12日(日)になっていました。ただ、1週間もやっていると、

「〇〇県の更新は、□□時には出てくるんだよな~」

って“データ入力の勘所”がなんとなく掴めてきます。
デュアルディスプレイに8つのWEBページ & スプレッドシートを映しながら、iPadで防災アプリのライブ配信を見ながら、“ながらながら”で過ごしてた日曜日の昼下がり、N2EM事務局の取出さんとMessengerしていた時のサジェスチョンでした。

 

 

実はTableauの存在は知っていました。

“使える or 使えない って判らないし”
“あ…、やっぱし有償だし”
“効果が判らないから投資しにくいかも”

ってマインドマップに書くだけ書いて放置してたんですが、

“無償版もあるらしいよ”

の一言で、視覚化に挑戦してみることにしました。

 

 

今回、用意したデータは以下の2つです。

国土数値情報ダウンロードサービスの市町村ポリゴン(形状+基本属性のデータ)
N2EMホームページから住家被害オープンデータ(追加したい属性のデータ)

この2つをTableau内でテーブル結合させて、オリジナルの住家被害データにはない“被災住家合計 ÷ 人口”を計算し、この値をベースにグラデーション表示させたのが先日の“被災住家状況”です。

初回データ作成以降のデータ更新は、
【全データをローカル環境で再調製し、完成したキレイなものをWEBへパブリッシュする】
ではなくて、
① 最新データ(CSV)をスプレッドシートにコピペする
② Tableau Desktopでスプレッドシートを読み込んでWEB保存する
という形にしました。

最初は『①だけで済めばチョー楽じゃん』とか思ったのですが、確認した後に発行するという手順はやっぱり必要かもしれません。

 

 

冒頭に書いた「指定避難所オープンデータの作成」を頑張っておられた方と先日、お知り合いになりました。“うわ~、この人スゴいなぁ~”ってちょっと感激して。
確かにデータ入力って、誰でもできる作業だって思われがちだし、地味だし孤独ですね。
けど、色々な人が、色々な形でコラボできる状況になって来てるんじゃないかなぁって思いました。

 

次の視覚化も、ちょっと考えてます。

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